小学校低学年の読書感想文を劇的に簡単にする方法

小学生低学年の読書感想文を簡単にする方法

夏休みの宿題のド定番と言えば「読書感想文」

比較的自由で、はっきりとした答えがないからこそ難しく、まだまだ文章力の無い小学1~2年生にとっては結構ハードルが高い課題だと思います。

娘が通っている小学校では、原稿用紙(20字×20行=400文字)を1枚半~2枚と、かなりの量。

読書感想文をさっさと片付けよう!」と、娘と一緒に取り組んだ結果、簡単にできる方法をまとめましたので、ご紹介していきます。

 

スポンサーリンク

小学校低学年の読書感想文を劇的に簡単にする方法

小学校低学年の読書感想文を劇的に簡単にするには、以下事が大事です。

1.やるタイミング

2.読書感想文で用意するもの

やるタイミングと読書感想文の道具をしっかり使えば、楽になるはずです。
以下の文でそれを細かく説明していきます。

小学校低学年の読書感想文をやるタイミング

お子様の得意不得意で個人差はありますが、読書感想文が一番苦手そうだったら、全体の課題の中間時期ぐらいにした方が良いでしょう。

その理由は、始めに読書感想文でつまづいて、夏休みの宿題全てがイヤになるパターンがあるからです。
得意な分野の宿題をこなし成功体験を積ませて、自信を付けた後に読書感想文に取り組むのがオススメです。

小学校低学年の読書感想文で用意するもの

・えんぴつ、消しゴム、赤ペン
・原稿用紙(練習用・本番用)
・メモ紙
・スマホ(ボイスレコーダーでもOK)
・課題用の図書

 

一番肝心なのが、課題用の図書です。

「子供が興味あるやつなら、なんでもいいじゃん」と思っていたら大間違い

読書感想文の肝の部分で、読んだ本の内容と感想文は直結しますから、一緒に選んであげた方が良いでしょう。

Web等で読書感想文のオススメ本を検索しつつ、実際に図書館に行って以下の事をチェックして課題用の図書を選びましょう。

話の内容
文字の大きさ
表現方法

挿絵
ページ数

 

親としても一度課題用の本を読んで内容を把握し、「自分の子供がこの本の感想文を書けるかどうか?」を判断してあげることが大切です。

文字の大きさやフォントも気にしましょう。
読みにくいデザインのフォントだったり、文字の配置がランダムで読みにくいものは、子供が疲れやすいです。

表現方法も気にしましょう。
方言や難しい言葉、独特の言い回しで、補足説明する事が必要になるような文章だと親子共々疲れます。
例えると、 走っていく と 駆け抜けていった これだけでも小学校低学年には全然違った印象を与えます。

挿絵は本の内容をビジュアルでイメージしやすくしてくれるので、重要な要素です。

ページ数も重要です。
何十ページもある文字ばっかりの本を見せるだけで、拒否反応を起こします。

 

我家では、最初に子供の気持ちを尊重して「絵が楽しい絵本」を選びましたが、結果失敗しました。

内容が現実世界とかけ離れて、話のオチも無いため、本の言いたいことが小学1年生の娘にイマイチ伝わっていないようでした。感想も「この絵が好きだった」「絵が綺麗だった」「冷蔵庫にしっぽがあった」等で、次に続く言葉(文章)が出てきません。

このままでは感想文を書くことが難しいと思ったので、前述した事を念頭に置いて、課題用の図書を変えたらうまく行きました。

小学生低学年の読書感想文を簡単にする方法

※課題用の図書を、リアルな話である「しゅくだいさかあがり」に変更。
結果、娘の言葉がスラスラ出てくるようになって、読書感想文を書くことができました。

図書館で本を借りるタイミング

課題用の図書ですが、図書館で借りる場合は夏休みに入る前がオススメです。
「夏休みに入ってからゆっくり選べばいいや」と思っていたら、人気の本は感想文の宿題のため借りられていたり、予約が殺到している事があります。

スマホで読み聞かせを劇的に楽にする方法

小さな頃から本が好きなお子様でも、それは本を「見ている」だけで「読んでいる」か確かめたことはありますか?

自分は、子供が本の内容までしっかり理解しているかを確かめたこともありません。

 

この本、面白かった?

うん!楽しかった!

うちの娘は、クラスで一番本を読んでいて、3行程度の感想文も頻繁に書いているのですが、日常のやりとりはこの程度…。

内容をしっかり把握しているとは言い難いです。

ですから、小学校低学年は、一緒に本を読んであげる事が必要です。

 

そして読書感想文をする際に、もっと大きな問題を克服しなければいけません

それは、本を繰り返し読むこと

でも、小学低学年の子供にとって、何十ページも平仮名を読み続けていくのはツライ作業。
平仮名を読むので精一杯になってしまったら、本の内容なんて頭に入ってくる訳がありません。
さらに課題用の図書は、1冊を読むのに約20分ぐらいかかるでしょう。

これを何度も繰り返していると、親も子供もツラくて読書感想文どころではありません。

そこで、とても楽で簡単な方法があります!

親の音読をスマホで動画撮影しながら読むことです。

小学生低学年の読書感想文を簡単にする方法

・スマホで本を動画撮影
・本をめくりながら音読を撮影(多少の失敗は気にしない)
・撮影した動画を何度も再生してあげる

※スマホが使えない場合は、ボイスレコーダー等、録音機能があるもので代用できます。

これだけで、子供は「本を読む」という作業から「スマホの動画を観る・親の声を聞く」という事に変わります。

メリットは

・文字を読まなくていいので、本の内容をスムーズに頭に入れることができます。

・親も家事の時間をさいて、子供に張り付かなくて良い。

・借りた本だとしても内容は既に録画済みなので、すぐ返しても問題ない。

まさに一石三鳥。
本当に簡単な事なので、一度実践してみてください!

親としても、読み聞かせが劇的に楽になります!

本の内容をメモをしていく

ある程度、本の内容が頭に入ってきたら本格的に読書感想文を書いていきます。

いきなり文章を書くことは難しいので、子供と対話しながら言葉を引き出してあげる必要があります。

そして、それをメモに書いていきます

・本を読んだきっかけ(興味を持ったきっかけ)
・本の内容(あらすじ)
  いつ
  どこで
  だれが
  どうした
・気になった(心にのこった)場面
・気になった(心にのこった)理由
・本を読んでどう思ったか、これからどうしたいか

本を読んだきっかけは何でも良いでしょう。
絵が面白そうだった、一度読んだ事がある、趣味が同じ、友達に進められた等、、、

あらすじですが、
子供から、いつ、どこで、だれが、どうしたを聞いて、本の内容を引き出していきます。

 

この本はどんなお話?

夏休みに公園で、ゆうたくんがてつぼうで逆上がりするお話

ここから親の出番です。

 

ゆうたくんは最初から逆上がりができたの?

できてない、頑張って練習してた

ゆうたくんはどんな子?

運動が一番できる子だね

逆上がりは誰か手伝ってくれたの?

お友達のさとしくんが教えてくれたし、お父さんが手伝ってくれた

こんな感じで内容を引き出し「じゃあ、それを書いていこうよ!」と子供を励ましながら、あらすじをメモしていきます。

これで、

最初「夏休みに公園でゆうたくんがてつぼうで逆上がりするお話」だった文章が、

↓↓↓

「この本は、運動が得意だけど鉄棒だけができなかったゆうたくんが、夏休みに友達とお父さんに教えてもらって逆上がりができるようになるお話です。」

に変わっていきます。

話の本編も同様に対話しながら、子供が本の内容を思い出せるよう引き出してあげます。

「一番気になった場面は?」

「なんで一番気になったの?」

「○○ちゃんだったらどうする?」

 

こんな感じで、メモを増やしていきます。

メモを原稿用紙に書いていきましょう

メモがある程度たまったら、原稿用紙に文章を書いていきましょう。

ここで親がどれだけ助けてあげるか難しいところですが、子供が自分の口で言える表現を大事にしてあげましょう。

TVや動画の影響で子供の表現力が豊かになっているとは言え、子供が普段使わないような大人びた言い回しを教えてしまっては本人の読書感想文になりません。

 

あとは原稿用紙のつかい方を教えてあげながら、文章を書かせていきます。

小学生低学年の読書感想文を簡単にする方法

 

小学校低学年の読書感想文のまとめ

バッチリできたら子供の達成感もありますし、親と子の絆も深まります。

途中うまくいかなくてイライラする場面があっても、気を長く持って取り組んであげましょうね。

我家は最初に上手くいかなかったので、トータル2日がかりで読書感想文を終わらせましたw

コメント

タイトルとURLをコピーしました